先日、東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドの現状についての記事を読みました。
売上高は過去最高を更新し続けている一方で、株価が低迷しているという話です。 読んでいて、いち飲食店オーナーとして非常に考えさせられるものがありました。
「選別」という名の戦略
記事によると、オリエンタルランドはここ数年、来園者数よりも「客単価」を重視する戦略に舵を切っています。チケットの価格変動制導入や、優先入場サービスの有料化など、以前よりも気軽に通うハードルは上がっています。
これは、混雑を緩和し、満足度を高めるためには有効な手段です。 私たち飲食店でも、むやみに満席にするのではなく、目の前のお客様にしっかりと向き合える適正な人数で、品質を保つことが大切です。同じ考え方といえるでしょう。
10年後の顧客をどう育てるか
しかし、この記事で最も気になったのは「若年層(18歳未満)の減少」です。 かつては家族に連れられ、学生時代には友人と制服で訪れた場所が、値上げによって「気軽に楽しめない場所」になりつつある。
これは、将来の「ディズニーファン」が育ちにくい環境を生んでいるかもしれません。 一度離れた若い世代が、大人になって戻ってくる動機は、やはり「子どもの頃の原体験」にあります。短期的な収益のためにその入り口を閉ざしてしまうことが、10年後、20年後のブランド力にどう影響するのか。
私たちが大切にしていること
ステーキハウス和豪でも、常に「どうすればお客様に最高の体験を届けられるか」を考えています。
フランベのような派手な演出で一時的な驚きを与えるのではなく、自家製の出汁醤油やこだわりの塩胡椒で、肉本来の旨みを引き出す。それは、お客様に「また来たい」と思っていただける、本質的な価値だと信じているからです。
「価格を上げる」ことは、提供する価値を磨き続けることで初めて許されること。 そして、その価値を若い世代にも伝えていく努力を怠ってはいけない。
ディズニーという大きな存在が直面している課題は、どんな業種であれ、長く愛される店を作るために不可欠な視点だと、改めて身が引き締まる思いです。
皆さんは、何かを選ぶ際、価格と体験のバランスについてどう感じますか? ぜひ、食事を楽しみながら、そんなお話もできれば嬉しく思います。

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