皆さん、こんにちは。
今朝は、多くの方が寝不足のまま、少し重たい気持ちで朝を迎えたのではないでしょうか。北中米ワールドカップ、日本代表の戦いが終わりました。
ブラジル相手に先制し、最後まで王国を追い詰めたあの90分間。結果は1-2の逆転負けでしたが、テレビの前で祈るような思いで見守っていた方も多いはずです。僕自身、厨房に入る前の準備をしながら試合を見ていましたが、最後の失点シーンは、胸が締め付けられるような悔しさがありました。
「完璧ではない」からこそ美しい
今回の敗退を受けて、SNSやネット上では様々な声が上がっています。もちろん、勝負の世界ですから厳しい評価があって当然です。しかし、中には選手たちの人間としての尊厳を傷つけるような言葉も見受けられます。
僕自身、レストランという「ライブ」の現場に立っています。どれだけレシピを完璧に仕上げ、スタッフと連携して準備を重ねても、営業中のたった一度のミスや、想定外の事態が起こることはあります。人間は完璧な機械ではないからです。
そんな時、僕が一番大切にしているのは、失敗したスタッフや、もし料理の提供が遅れてしまった時に見せる、お客様からの「愛ある眼差し」です。「次はこうしよう」という信頼をベースにした厳しい意見と、単なる誹謗中傷は、全く別物です。
なぜ、人に優しくなれないのか
僕が今回感じたのは、選手たちに向けられる言葉に、もっと「愛」があってもいいんじゃないかということです。
彼らは日本という国を背負い、計り知れないプレッシャーの中で、僕たちが想像もできないほどの努力を積み重ねてきました。ピッチで戦っているのは、テレビの中のアイコンではなく、一人の人間です。彼らが不完全な姿を見せた時、それを「弱さ」と断じるのではなく、「よくここまで戦ってくれた」と認め、慈しむこと。それこそが、サポーターにできる最大の「優しさ」であり「愛」ではないでしょうか。
厨房から、彼らにエールを
店では今、新しく入ったスタッフが懸命に包丁を握る姿を、経験を積んだシェフたちが見守っています。そこには、互いを高め合おうとする信頼と愛があります。
今回、世界という舞台で勇敢に戦った森保ジャパンの選手たちにも、僕たちはその「愛」を投げかけたいですよね。敗戦の悔しさを、次に繋がる糧に変えていくのは選手たち自身ですが、それを支えるのは、僕たちファンの「温かい応援」という土壌だと思うのです。
「優勝」という大きな夢は、今回の敗退で消えたわけではありません。また次の大会に向けて、彼らは歩み出します。
日本代表の選手たち、そして森保監督、本当にお疲れ様でした。 皆さんが見せてくれた、あのひたむきな姿勢を、僕は誇りに思います。
今日も最高の素材と、お客様への愛を込めて調理します。 皆さんとまた、美味しい料理を通じて笑顔で過ごせることを楽しみにしています。

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