こんにちは。和豪の店主です。
本日4月21日から、東京の靖国神社では春季例大祭が始まりました。 ニュースではさまざまな意見が飛び交いますが、一人の日本人として、歴史に思いを馳せ、静かに手を合わせるという文化は、時代が変わっても大切にしたい和の心だと感じます。
こうした伝統的な場所が注目されるたびに思うことがあります。 それは、守るべきものを、守り抜くことの難しさと尊さです。
実は、この守り抜くという姿勢は、私たちの店「和豪」のスタイルにも通じるところがあります。
昨今の飲食業界では、写真映えや派手な演出が好まれる傾向にあります。 ステーキハウスといえば、目の前で大きな炎が上がるフランベを期待されるお客様もいらっしゃいますが、和豪ではあえて、そのパフォーマンスを行いません。
それは決して手を抜いているわけではなく、肉の真髄を味わっていただくという信念があるからです。
厳選した黒毛和牛が持つ、本来の香り。脂の甘み。 それらを最大限に引き出すのは、華やかな炎ではなく、繊細な火入れと、自家製のソルトペッパー、そして私たちが心血を注いで仕込んだ出汁醤油です。
外の喧騒や流行がどうあろうと、自分たちがこれが最高だと信じるスタイルを、淡々と、そして誠実に貫き通す。 その一途な姿勢こそが、お客様に安心感と、本当の意味での和(なごみ)を提供できる唯一の道だと信じています。
靖国の杜に流れる静謐な空気のように、和豪のカウンターもまた、日常を忘れて本物と向き合える場所でありたい。
今夜も、西梅田の片隅で、背筋を伸ばして皆様をお迎えいたします。 お気に入りのハーフボトルに入れた出汁醤油を添えて、最高の焼き上がりをお約束します。

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