令和7年2月18日(火曜日)本日の気まぐれランチは!?

おはようございます。
くら寿司のレーンに異変が起きています。

 気付いたのは先月末、家族で訪れたときでした。遠くから、テーマパークの「パレード」のような、にぎやかな音楽が近づいてきたのです。それも、ファミコンを思わせる電子音で。

 音のする方向を見るとレーンの上を、ピカピカと輝くガラスの汽車とメリーゴーラウンド、液晶モニターがやってくるではないか。続いて、半円形の不透明なドームがやってきた。
 ドームの上にはフラワーリボンがひとつ。モニターには、注文者のテーブルナンバーらしき数字が表示されている。  「いったいこれは……」と戸惑っていたら突然、「ちゅうもーく!  ちゅうもーく!」という音声と共に、モニターに「注目!」の文字。と同時にパカッと半円形のケースが開き、中から「お誕生日ケーキ」さながらのホールケーキが姿を現した。

【画像15枚】流れるホールケーキに子どもが歓喜! くら寿司「プレゼントシステム」はこんな感じ

 モニターの文字は「おめでとう!」に変わり、注文者らしきご家族が、慌ててケースからケーキの皿を取り出す。そうか。通り過ぎる前に取らなければ、流れていってしまうのだ。
 この寿司店らしからぬサービスの名前は、「プレゼントシステム」という。
2024年11月、「日頃の感謝を伝えるサプライズサービス」として土日祝限定で10店舗に導入され、大きな反響を呼びました。子どもはもちろん若い世代にも話題になり、SNSでも多数拡散されたという。

 さらに、クリスマスにはモニターの文字が「メリー・クリスマス!」に変わって半額提供も。
そのニュースを見て、「誕生日に使いたいので入っていますか」などと各店に問い合わせが殺到。これを受けて、12月末には80店舗で毎日オーダーできるようになったそうです。

■登場するメニューは3種類

 「プレゼントシステム」で登場するメニューは3種類。いちご、バナナ、キウイなどフルーツをカラフルにトッピングしたホールケーキと、同じくフルーツをたっぷりあしらったプリン。そして、いくらやカニ身、マグロなどを使ったちらし寿司です。
 オーダーは来店時にタッチパネルででき、メッセージは「おめでとう!」「ありがとう!」から選べる。価格は、ホールケーキとちらし寿司は1000円、プリンは800円と回転寿司にしては高額だ。しかしそれよりなにより、ド派手。このサービスは、いったいどのように生まれたのだろうか。  「プレゼントシステムは、商品力と並んでエンターテインメント性を重視してきた、くら寿司ならではのメニューです」と広報部 辻明宏さんは説明する。

■「プレゼントシステム」が生まれたきっかけ

 くら寿司は1977年、大阪に持ち帰りの寿司専門店として創業し、1984年7月、回転寿司店として再オープンした寿司チェーンだ。
 創業社長の田中邦彦さんは、当時から「ゲストを楽しませる」仕掛けを考える人で、市場で買った活け海老を、そのままレーンに流してゲストを驚かせたこともあるそうだ。また、紙芝居を1枚1枚パラパラ漫画のようにレーンに流したり、「モグラ叩き」のようなおもちゃを流したこともある。

 「そもそも回転寿司自体が通常の飲食店とは違う、エンタメ性が強い業態です。レーンを回ることもそうですが、『100円でお寿司が食べられる』ことも、かつてはサプライズでした。
 お客様が回転寿司店に来る理由は、お寿司が好きなこともありますが、レジャーに行くような楽しさがあるからだと考えています」(辻さん)  しかし100円という価格もレーンを回ることも、いつしか「当たり前」となった。
 加えてコロナ禍以降は、“ナカショク”需要の高まりを受けて惣菜のレベルが上がり、Uberなど宅配サービスも充実。回転寿司に「わざわざ足を運んでもらう」動機が一層必要となり、「楽しい仕掛けや演出」を、これまで以上に考えるようになったそうだ。

 そうして、「回転寿司なのに、こんなクオリティの高いものが食べられるんだ」と驚かれるほど本格的なラーメンの開発など、ゲストの期待を裏切るサービスを模索していくなかで、「プレゼントシステム」が生まれたといいます。
 目標としたのは、メインのゲストである家族連れ、なかでも子どもが喜ぶ演出だ。あわよくば、20代、30代の好奇心も煽って、SNSでの投稿も促進したい――。そうやって、驚き、ワクワクを追求した結果が「プレゼントシステム」だったのです。

 システムの登場が2024年11月になったのは、2023年に同業他社チェーンで起きた迷惑行為も関係している。これを受けて大手は軒並み、レーンに寿司を流すのをやめてしまったのだ。
 しかしくら寿司は、レーン上にAIカメラを取り付けて安全性を確保し、寿司を流し続けた。そして、「ライバルが減った今こそ回転ベルトを使って、エンタメ性のあるサービスができないか」と考えたのだ。

■あえて「アナログ」のこだわり

 こうして生まれた「プレゼントシステム」だが、音楽も演出も、ちょっと“昭和”味がある気がする。

 チープな電子音に、パカッと開くケース。汽車は既製品のフィギュアで、そこにLEDライトケーブルが巻きつけられている。手作り感が満載だ。  くら寿司にIT技術がないわけではない。むしろその逆で、業界トップクラスにデジタル化が進んでいる。前述の通り、大手で唯一寿司をレーンに流し続けられているのも、レーンをAIカメラで撮影しているからだ。

■スマートにしようと思えば全然できるけど…

 しかも、このAIカメラと皿回収ポケットで、ゲストが食べた皿数をダブルチェック。タッチパネルから注文した寿司とレーンからとった寿司、両方の数を正確に把握できている。これにより、人の手がまったく介在しない「無人会計」が可能となっているのだ。

 入店時は無人受付機が対応しており、寿司をレーンに流す量も、ICTでコントロールしている。

 それらの技術をもってすれば、「プレゼントシステム」は音楽も演出も、もっとスマート化できる。スピード感も、注文した皿を運ぶときに使われる「専用レーン」であれば、もっと素早く運ぶことが可能だ。だが、そうはしない。  「通常レーンでもたもたと近づいてきて、『遠くから何かがきたぞ』みたいな演出をしたほうが、回転寿司ならではの楽しさがあるのではないでしょうか。“気を持たせるワクワク感”みたいな部分を、日本人は好むと考えています」

 昔話を思い浮かべてみてください、と辻さん。

 たとえば桃太郎は、落ちていた桃を拾うのではなく、「どんぶらこ、どんぶらこ」と川上から流れてくる。いわば「古来のサプライズ演出」だ。このアナログなワクワク感こそ、くら寿司が大切にしているものなのだ。
 根底には、「お客様に楽しんでほしい、驚いてほしい」という、田中社長のサービス精神があるという。「くら寿司は、なんかいつも変なことしている」というイメージをゲストに持たせ続けたい、とも。

 田中社長はよく、「我々は外食企業の前に、人を楽しませるサービス業である」「くら寿司が目指すのは、ただのレストランではなく食のテーマパークである」と言うそうだ。
 ちなみに、「プレゼントシステム」開発を担当したDX本部は、タッチパネルのオーダーやアプリ予約サービスなど、最先端テクノロジーを駆使したシステムを構築している部署だ。アナログな開発への抵抗感はなかったのだろうか。
 「たしかに、IT系やテクノロジーを手がける人にすると、何作ってんねんという部分はあるかもしれない」と辻さんは苦笑するが、「サプライズ感があって、なんか楽しい雰囲気で」と、仕掛けはDX本部に一任されたという。

 というのもDX本部内には、くら寿司の風土をよく知る店長経験者がいる。だからこそ、期待に応えるシステムが完成したのだ。一見アナログだが、「注文者のテーブルについたらケースがパカッと開く」演出などにITも駆使されている。すぐ取らずにもたもたしていたら流れていってしまうところも、回転寿司の良さを損なわない設計なのだとか。

■一方で食材ロスには注意が必要

 取材時で導入から4カ月、「プレゼントシステム」は想定していたよりも評判が良く、特に都市部で売れているそうだ。ただし、材料の在庫が必要で、売れ行きが悪いとロスが生じてしまうため、2月17日時点で68店舗にいったん整理し、ゲストの反響を見て拡大を検討する予定とのこと。クリスマスは需要が高かったので、ひなまつりなど、季節行事に合わせての展開も考えている。

■成長のカギは、エンタメ性とビジネスのバランス

 くら寿司の、「ITを駆使しつつもアナログを大切にする姿勢」は、接客にも表れている。今飲食業界では、コロナ禍でソーシャルディスタンスを求められたことをきっかけに、接客の機械化、省人化が一気に進んでいる。
 同社でも、レジ、皿を数えるなどの「作業」は機械化し、人の手による業務としては、テーブルを片付けるサービスだけに集約している。しかし、「作業」が減った分単純に人員を削減することはなく、可能な限り残しているそうだ。

 その分、ゲストの応対、接客を手厚くしている。ゲストに呼ばれたときに、「すいませんレジ終わってから行きますね」などと断らずにスムーズに行ける、後回しにしないサービスを目指しているという。
 一部には、昨今の人件費の高騰を受け、泣く泣く人員を減らす店舗もあるが、片付けが増えたときには厨房スタッフも出て手伝うなど、「人件費を下げても、接客の質と商品力を落とさない」体制を作っているそうだ。
 ベルトに寿司を流し続けることについても、手間もコストも必要だが、「それこそが回転寿司の楽しみであり真髄です。可能な限り続けていきます」と辻さんは力を込める。

 この姿勢の延長に「プレゼントシステム」のようなサービスがあるのだろう。
とはいえ、手間やコストがかかりすぎると、ゲストを楽しませる前に、ビジネスとして成立しない。
そのバランスの見極めの妙が、くら寿司の成長を支えているのかもしれません。


さて!本日の気まぐれランチは国産牛フィレステーキです。
大阪西梅田のステーキハウス和豪で提供される国産牛フィレステーキが美味しい理由の一つは、分厚い鉄板で焼かれることにあります。
鉄板は熱伝導性と保温性が高く、肉に均一に熱を伝えます。これにより、外側はカリッと香ばしく焼き上がりながらも、中はジューシーで柔らかい状態を保つことができます。
また、鉄板焼きによって肉の表面に焼き目がつくことで、メイラード反応が促進され、深い旨味と香ばしい風味が引き出されます。
和豪では、この焼き加減を熟知したシェフが丁寧に調理し、肉の旨味を閉じ込めつつ、外は香ばしく中はしっとりとしたステーキを提供しています。
この技術と鉄板焼きの特性が相まって、和豪のフィレステーキは特別な美味しさを実現しています。
数量限定お値段2,000円でのご用意です!
それでは、皆様のご来店お待ちしております!!


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神戸ステーキスハウス 和豪
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大阪府大阪市北区曽根崎新地2丁目3-21AXビル2F


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コメント

コメント一覧 (2件)

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