皆様、こんにちは。ステーキハウス和剛の店主です。
今朝、ニュースを見て思わず溜息が出てしまいました。 WTI原油先物価格が1バレル=105ドル台まで急騰し、円相場も1ドル=159円台後半……。160円という大きな節目が目の前に迫っています。
「またか……」
正直なところ、これが私の今の本音です。 原油高は物流費や光熱費を押し上げ、円安は輸入コストを直撃します。和牛を扱う当店にとっても、このダブルパンチは決して他人事ではありません。
最近、西梅田の街を歩いていても、あるいは店に立っていても、皆様の「消費マインド」が少しずつ慎重になっているのを肌で感じます。 「たまには外食を」という楽しみさえ、今の物価高の中では少し後ろめたいような、そんな空気感が漂っている気がしてなりません。実際、馴染みのお客様の顔を見る機会が少し減ってしまうのは、店主として非常に寂しく、堪えるものがあります。
しかし、こうした先の見えない不安に包まれている時だからこそ、私は大切にしたいことがあります。
それは、嘘のない、本物の味を提供し続けることです。
当店では、派手なフランベのようなパフォーマンスは行いません。 肉本来が持つ「旨み」を、私たちが信頼する出し醤油と、自家製の塩胡椒だけで引き出す。この実直なスタイルを貫くことこそが、今、貴重なお金と時間を使って足を運んでくださるお客様に対する、唯一の誠実さだと信じているからです。
「せっかくの外食だから、絶対に失敗したくない。本当に美味しいものを食べて、明日への活力を養いたい」
そんな切実な想いに応えられる場所でありたい。 コストが上がろうとも、食材の質を落とすのではなく、むしろこれまで以上に一皿一皿に神経を研ぎ澄ませていこうと、今朝のニュースを見て改めて心に誓いました。
経済の混乱は、私たちの力だけでは変えられません。 でも、和剛の鉄板の上で焼き上がるお肉のクオリティと、そこで過ごしていただく穏やかな時間は、私たちが全力で守ることができます。
少しお疲れの時、あるいは大切な日を静かに祝いたい時。 どうぞ、変わらぬ味に会いに来てください。 皆様の日常に、小さな「ハレの日」を灯し続けられるよう、今日も丁寧に準備をしてお待ちしております。

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