最近、日本の養蚕農家が113戸まで減ったというニュースを目にしました。
ピーク時の1929年には220万戸以上あった産業です。
数字だけを見ると「時代の流れ」と感じるかもしれません。
けれど、その裏側にある“仕事の重さ”を知ると、簡単には割り切れないものがあります。
蚕は、とても繊細な生き物です
蚕は、温度や湿度の変化に弱い生き物です。
およそ25℃前後を保ち、空気を清潔にし、雑菌を防ぎながら育てます。
わずかな管理ミスで、全滅することもあります。
牛の肥育のように何年もかける産業とは違い、
養蚕は約1か月間の“短期集中型”。
その1か月にすべてをかける、
まさに一発勝負の仕事です。
桑の葉づくりから始まる二重の仕事
蚕は桑の葉しか食べません。
つまり養蚕農家は、
・桑畑の管理
・桑の収穫
・蚕の飼育
この両方を担っています。
餌を与え、掃除をし、脱皮を見守り、繭を回収する。
多くが手作業です。
機械化が難しい。
効率化しづらい。
だからこそ、時間がかかる。
価格が追いついていない現実
繭の生産費は1kgあたり約4400円。
しかし販売価格は約2665円。
努力すればするほど赤字が広がる構造です。
どれだけ丁寧に育てても、
その価値が価格に反映されにくい。
これは、飲食業に携わる身としても他人事ではありません。
それでも続けてきた理由
養蚕は、かつて日本の外貨を支えた産業でした。
絹は、日本の誇りでした。
群馬の富岡製糸場が世界遺産に登録されたのも、その歴史の重みゆえです。
単なる繊維ではなく、
日本の近代化を支えた文化の一部。
その産業が、今100戸を切ろうとしています。
価値を選ぶということ
私たちは普段、
価格で選ぶことに慣れています。
けれど、価格の裏には必ず「手間」と「時間」があります。
黒毛和牛も、
日本酒も、
そしてシルクも。
時間がかかるものほど、
簡単には残らない時代です。
できることは、大きくなくていい
まず知ること。
そして、関心を持つこと。
もし国産シルクに触れる機会があれば、
その背景を少し思い出してもらえたら。
それだけでも、応援になります。
伝統は、誰か一人が守るものではなく、
小さな選択の積み重ねで残っていくものだと思います。
和豪もまた、
手間をかける価値を信じて、
日々鉄板の前に立ち続けたいと思います。
コメント募集
・国産シルクについて、これまで意識したことはありましたか?
・伝統産業を守るために、私たちにできることは何だと思いますか?
ぜひご意見をお聞かせください。
✨ランチメニューがさらに進化しました✨
いつもステーキハウス和豪をご利用いただきありがとうございます。
【7月よりランチメニューが新しくなりました】
このたび、7月よりランチメニューを一部リニューアルし、よりシンプルでスピーディーにご提供できる内容へと見直しを行っております。
これまでご好評いただいておりましたガーリックライスはディナー限定とさせていただき、ランチタイムにはお手軽に楽しめる厳選メニューをご用意しております。
そして今回、その流れを受けてメインのお肉もリニューアル。
これまでの「国産牛フィレステーキ」に代わり、アメリカ産の【ハンギングテンダー(サガリ肉)】をご提供いたします。
ハンギングテンダーは赤身の旨味とやわらかさを兼ね備えた希少部位で、ジューシーな肉汁と力強い味わいを楽しめる自信作です。
「さらに美味しくなった!」と感じていただけることと思います。
今後とも和豪ならではの進化を重ね、皆さまにご満足いただけるランチをお届けしてまいります。ぜひ新しいステーキランチをお試しくださいませ。

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