こんにちは、ステーキハウス和豪です。
最近、「カレー店の倒産件数が過去最多」というニュースが話題になりました。帝国データバンクによると、2024年度のカレー店倒産件数は13件で、これは2年連続で過去最多とのこと。数字だけを聞くと驚きますが、この記事の中では「倒産数そのものは多くないが、業界構造の変化が背景にある」と冷静な分析がされていました。
この記事を読みながら、私たちも同じ「個人店」として、大きな共感と危機感、そして改めての“覚悟”を感じずにはいられませんでした。
■ カレー戦争に見る「チェーン vs 個人店」の現実
記事では、牛丼チェーンが「カレー」に本格参入している動きが紹介されていました。松屋の「マイカリー食堂」、吉野家の「もう〜とりこ」、すき家のカレー全面リニューアルなど、2024年はまさに“カレー戦争”の年だったと言われています。
大量仕入れによるスケールメリット、レトルトやチルドを活用した効率的な提供。こうした仕組みをもつ大手チェーンは、個人経営店に比べて圧倒的に価格競争に強く、コストパフォーマンスでも優位に立ちます。
ましてや、2024年はインフレ、米価の高騰、人件費の上昇、さらにはコロナ融資の返済開始が重なった“地殻変動”のような年。まさに弱者に厳しい時代でした。
■ 和豪として共感するところ
カレー業界の話ではありますが、これはカレーに限らない、すべての「個人飲食店」に共通する話です。
私たちステーキハウス和豪もまた、牛肉という高級食材を扱いながら、日々どうやってお客様に「満足」と「価値」を感じていただけるかを考えています。特にここ数年、仕入れコストは容赦なく上がっていますし、スタッフの確保や育成にもエネルギーが必要です。安くてうまい、手軽に食べられる──そんな飲食業界の王道に対して、私たちは正面からぶつかるわけにはいきません。
では、どうするか。
■ 「ここにしかない」体験をつくることが、個人店の生き残り道
記事でも触れられていましたが、「個人店でも工夫次第で生き残れる」という視点は、まさに私たちの信念と重なります。
和豪では、以下のような取り組みを日々実践しています。
- 料理人の顔が見えるオープンキッチン
- 希少部位を使った“今だけの”フィレステーキ
- Expo2025と連動したワンドリンクサービス
- 地元・大阪の野菜や旬の食材を取り入れた“気まぐれランチ”
- 歴史ある西梅田エリアの文化とのつながりをブログやSNSで発信
どれも、チェーン店では真似できない「地域密着」かつ「一期一会」の価値を届けるためのものです。
特に、私たちは“人”を大切にしています。お客様一人ひとりの顔を覚え、声を聞き、「いつもの席」「いつもの焼き加減」で迎えられる温かさ。これはシステムでは提供できない、血の通ったおもてなしです。
■ チェーンは強い。でも、個人店にも意味がある。
記事の筆者も指摘していたように、チェーンの進出が進むことで「画一的な味」「安さ優先の流れ」が強まりすぎると、“一店主のこだわり”や“独自のチャレンジ”が減ってしまうかもしれません。たとえば、まだ世に出ていない食材、調理法、盛り付け──そういったものは、個人店が生み出してきた文化でもあるのです。
私たちも、「和豪でしか食べられない味」「和豪だからこそ出会える人との縁」を大切にしてきました。それは、どれだけ景気が厳しくなっても、インバウンドや物価高が押し寄せても、私たちが譲らない“軸”です。
■ これからも「和豪らしさ」を磨いていきます
今、時代は「安く、早く、便利に」という流れに傾いています。確かにその価値観は否定できません。
でも一方で、「ちょっといい食事がしたい」「落ち着いて味わいたい」「記念日をちゃんと祝いたい」というニーズも、確実に存在しています。
ステーキハウス和豪は、そんな“日常と非日常の間”に寄り添えるお店でありたい。
だからこそ、ただ肉を焼くだけでなく、「なぜこの部位を選んだのか」「どんなストーリーがあるか」「今日という日をどう楽しんでいただけるか」まで考えながら、お客様をお迎えしています。
■ 最後に:倒産というニュースの裏にある現実を、私たちは他人事にしません
カレー店の倒産が“13件”という数字以上に重く感じられるのは、飲食という世界が、どれだけ繊細で、どれだけ努力が報われづらい現場であるかを、私たち自身が知っているからです。
でも、だからこそ、お店を開け続ける意味があると思っています。
食は、文化です。
そして、文化は人の手と心で育まれていくもの。
私たちはこれからも、ひと皿に思いを込めて、皆さまをお迎えします。
本日もステーキハウス和豪は、心より皆さまのご来店をお待ちしております。
さて、お伝えしておりましたが、3月で気まぐれランチの提供が終了となりました。
4月より気まぐれランチで提供していました国産牛のフィレステーキを1,500円のステーキランチとして提供します。
以前より上質なお肉を、さらにリーズナブルに召し上がっていただけます。
色んなものの値上げが続く中、思い切っての値下げです(笑)
ぜひ、皆様のご来店お待ちしております。
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