ハラミとサガリの違いって？どんなお肉？

2025.02.27

焼肉の定番、ハラミとサガリ。どちらも美味しい部位ですが、実はちょっとずつ違いがあるんです。この記事では、そんなハラミとサガリの部位の違いを徹底解説！形状や食感、海外での呼び名まで、詳しくご紹介します。

ハラミとサガリはどちらも横隔膜の筋肉を含む部位で、腹部に位置するハラミは柔らかくジューシー、ぶら下がっているサガリは肉厚でさっぱりとした味わいが特徴です。海外ではハラミは「アウトサイド・スカート」、サガリは「ハンギング・テンダー」と呼ばれ、国内でも部位によって呼び名が異なることも。

この記事を読めば、ハラミとサガリの部位の違いがバッチリ理解できます！「ハラミはどこの部位」なんて疑問にお答えします。ぜひ、焼肉選びの参考にしてみてくださいね。

「サガリ」と「ハラミ」は、どこの部位？

サガリとハラミは、どちらも牛の横隔膜の筋肉で、部位としては同じ場所にあります。しかし、少しだけ位置が異なり、ハラミは横隔膜の内側、サガリは横隔膜の外側です。このため、食感や味に多少の違いがあります。

一般的にハラミは、サガリよりも柔らかくジューシーと言われています。これは、ハラミは内臓に近いため脂肪が入りやすく、サガリは外側に位置するため脂肪が少ないためです。また、ハラミはサガリよりも赤身が多く、肉の味が濃いのも特徴です。

サガリは、ハラミよりもあっさりとした味わいで、噛み応えがあります。脂肪が少ないため、ヘルシーな部位としても人気です。また、サガリはハラミよりも鉄分が豊富で、栄養価も高いです。

ハラミとサガリは、どちらも焼肉やステーキなどで人気のある赤身肉です。それぞれに特徴があるので、好みに合わせて選ぶと良いでしょう。

「サガリ」と「ハラミ」は、どんな形？

牛の横隔膜から切り出されるハラミとサガリは、どちらも焼肉店の人気メニューです。しかし、その形状には明確な違いがあります。

ハラミは、薄い膜状の形状をしています。横隔膜の薄い部分から切り出され、サシが入っていることから、柔らかくジューシーな食感が特徴です。

サガリは、厚みのある塊状の形状をしています。横隔膜の厚い部分から切り出され、赤身が多く、あっさりとした味わいと歯ごたえが特徴です。

両者は、焼肉のメニューでは「ハラミ」と「サガリ」という名称で販売されていることが多いですが、海外では「ハラミ」は「スカートステーキ」、「サガリ」は「ハンガーステーキ」と呼ばれることもあります。

ハラミとサガリは、どちらも内臓肉に分類されますが、内臓肉は腸管出血性大腸菌O157に感染している可能性があります。十分に加熱調理をしてから食べるようにしましょう。

ハラミとサガリの食感や風味の違いを楽しみながら、焼肉を満喫してください。

◎ハラミとサガリの位置関係

ハラミとサガリは、どちらも牛の横隔膜に位置する部位です。しかし、厳密には同じ場所ではありません。

ハラミ: 横隔膜の腹側の部分で、薄い膜状の肉です。
サガリ: 横隔膜の背側の部分で、厚みのある肉です。

つまり、ハラミはサガリよりも内側の部位にあたります。

この位置の違いが、ハラミとサガリの食感や味の違いにつながっています。

「サガリ」と「ハラミ」の呼び名の違い（海外）

海外ではどちらも「ハラミ」と呼ばれることが多く、部位の違いによって呼び方が変わることもあります。

サガリ: 海外では、横隔膜の周りの筋肉を指すことが多く、”skirt steak”、”hanger steak”、または “butcher’s steak” と呼ばれます。
ハラミ: 海外では、横隔膜の内側の筋肉を指すことが多く、”skirt steak”、”plate steak”、または “flanken” と呼ばれます。

しかし、明確な区別はされておらず、どちらも “flank steak” と呼ばれることもあります。

国や地域によって呼び方が異なる場合もあり、アメリカでは “hanger steak” と呼ばれる部位が、イギリスでは “skirt steak” と呼ばれることもあります。

海外で「サガリ」や「ハラミ」を購入する際は、部位を確認して、自分の好みの部位を購入するようにしましょう。

「サガリ」と「ハラミ」の呼び名の違い（国内）

ハラミとサガリはどちらも焼肉として人気のある部位ですが、名前が似ていて混同しやすいですよね。ここでは、ハラミとサガリのそれぞれの部位や特徴、呼び方の違いについて説明します。

＜ハラミとサガリの部位＞

ハラミは、横隔膜のことです。牛一頭から取れる量は少なく、希少価値の高い部位です。 サガリは、ハラミの近くにある肋骨の間の筋肉のことです。ハラミよりもさらに希少で、”幻の肉”と呼ばれることもあります。

＜ハラミとサガリの食感＞

ハラミは、適度なサシが入っていてジューシーで柔らかな食感です。一方、サガリは赤身が多く、サッパリとしていて少し硬めの食感です。

＜ハラミとサガリの呼び方の違い（国内）＞

ハラミとサガリの呼び名は地域によって異なります。関東ではハラミを「ハラミ」、サガリを「サガリ」と呼びます。一方、関西ではハラミを「サガリ」、サガリを「ハラミ」と呼ぶことが多いです。これは、昔関西ではサガリが主流で、関東ではサガリが手に入りにくかったため、「ハラミ」に近い食感のサガリを「ハラミ」と呼ぶようになったことが原因と言われています。

＜ハラミとサガリを食べ比べてみよう＞

ハラミとサガリはどちらも焼肉に最適な部位です。それぞれ違った食感を楽しめるので、ぜひ食べ比べてみてお好みの部位を見つけてみてください。

内臓肉に多い腸管出血性大腸菌O157の話

ハラミとサガリは、焼肉店の人気メニューとして知られています。どちらも内臓肉ですが、それぞれ異なる部位から取られます。では、ハラミとサガリにはどんな違いがあるのでしょうか？

まず、ハラミは横隔膜の筋肉で、サガリは第6～7肋骨の間にある横隔膜の近くの肉です。どちらも内臓肉の中でも柔らかく、美味しい部位として知られています。

しかし、意外なことにハラミとサガリには、ある共通点があります。それは、どちらも腸管出血性大腸菌O157に汚染されやすいということです。特に、生食や加熱が不十分な状態では、感染のリスクが高まります。

腸管出血性大腸菌O157は、激しい腹痛や下痢を引き起こす食中毒菌です。最悪の場合、腎不全や溶血性尿毒症症候群などの重篤な合併症を引き起こす恐れもあります。

ハラミとサガリを美味しく安全に食べるためには、以下の点に注意することが重要です。

必ず十分に加熱する（中心温度75℃以上で1分以上）
生食は避ける
調理器具や食器は清潔なものを使用する
焼肉店では、提供されたタレにつけずに、十分に加熱してから食べる

ハラミとサガリは美味しいお肉ですが、食中毒のリスクも潜んでいます。十分な注意を払って、安全に楽しみましょう。

「ハラミ」は、柔らかくジューシー

ハラミは柔らかくジューシーなのが特徴です。横隔膜の一部で、サガリよりも厚みがあり、脂も多いため、焼肉の定番部位として親しまれています。一方サガリは、ハラミよりも薄く赤身が強いのが特徴です。食感はあっさりとしており、噛むほどに旨味が感じられる部位です。

ハラミとサガリはどちらも希少部位のため、市場に出回ることが少なく、値段が高めです。しかし、そのおいしさと希少性から、人気のある焼肉店であれば必ずと言っていいほどメニューに並んでいます。

ハラミとサガリの違いは、主に部位と食感にあります。ハラミは厚みがあり脂が多いので、柔らかくジューシーな食感が楽しめます。一方サガリは、ハラミよりも薄く赤身が強いので、あっさりとした食感が特徴です。どちらを選ぶかは、個人の好みによります。ぜひ食べ比べて、お好みの部位を見つけてください。

「サガリ」は、肉厚であっさりとした部位

「サガリ」は、横隔膜の近くにある薄い筋肉で、ハラミと並んで人気のある焼肉メニューです。ハラミが横隔膜そのものであるのに対し、サガリは肋骨の間にある薄い筋肉を指します。そのため、ハラミよりも肉厚で、適度な脂身と歯ごたえが特徴です。食感はハラミよりも硬めですが、噛むほどに旨味が広がるのが魅力です。

サガリは脂肪が少なく、あっさりとしているため、焼肉以外にも様々な料理に活用できます。例えば、薄切りにしてステーキや炒め物にしたり、厚切りにしてローストビーフにしたりと、幅広い調理法で楽しむことができます。また、サガリは鉄分やビタミンB12が豊富に含まれているため、栄養価の高い食材としても注目されています。

サガリはハラミと同様に、鮮度が落ちやすく、傷みやすい部位です。そのため、購入後はできるだけ早く調理し、保存する場合はしっかりとラップをして冷蔵庫で保存してください。また、サガリは加熱しすぎると固くなってしまうため、焼きすぎには注意が必要です。

サガリは、ハラミとは異なる食感と味わいを楽しめる部位です。焼肉以外にも様々な料理に活用できるため、ぜひ色々な食べ方で楽しんでみてください。